「ヴァン・ドゥ・リュド」とは「リュドの風」という意味。
フランス北西部ブルターニュで育ったMOF保有者の製パン講師、リュドヴィック・リシャール氏の愛称、「リュド」から名づけられました。
ゲランドの塩など、ブルターニュの豊かな自然が育んだ素朴ながら味わい深い素材を使った豊富なパンは、毎日食べても飽きることがありません。
「自然への感謝を忘れず、個性がありシンプルなものを作っていく」というリュドヴィックの精神が活かされたパンを、ぜひ日本でお楽しみください。
フランス国家最優秀職人章(MOF)受賞
1997年 ヨーロッパカップ優勝
1999年 クープ・デュ・モンド準優勝
2000年 MOF取得
ブルターニュで生まれ育ち、ブルターニュの自然をこよなく愛するリュドヴィック氏は、フランス文化の最も優れた継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人にのみ授与される、フランス国家最優秀職人章「MOF」を受賞したブーランジェです。現在は次世代のパン職人の育成にも情熱を注ぎ、教育者としても大きな才能を発揮しています。
リュドヴィック氏からのメッセージ
自然の力を借りた理想のパンづくり
パンは、自然の力を借りて創られる、とてもシンプルなものです。
だからこそ、生地を捏ね、成形して窯に並べる時にはいつも今日はどんなパンが出来るのかと、
自然への感謝とともに胸のときめきを感じます。
そして、出来上がったパンに満足することはありません。
描いた「理想のパン」に少しでも近づくために、
何か出来ることはないかと努力を重ね続けることが何よりも職人として重要なことです。
パン職人は古い技術の継承者であり、私たちにはこの伝統を受け継ぎ、見守る使命があります。
この使命を果たし、パンの味わいをより多くの方に伝えていきたいと思います。
MOF=国家最優秀職人章は、フランス文化の最も優れた継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される称号で、その名誉は日本の「人間国宝」に相当するものと言われます。
MOFのコンクールは3年に1度開催され、合格者にはフランス大統領からメダルが授与され、誇りあるトリコロールカラーの襟のコックコートの着用が認められます。
美しい海と青い空、吹き抜ける風、フランス北西部のブルターニュ地方は、かつて独立国家だったブルターニュ公国時代からのケルト文化が残り、フランスでありながらフランスでないようなミステリアスな魅力にあふれ、パリの都会人が憧れるリゾート地の一つです。
牡蠣や帆立などの豊富な海産物、牛豚羊肉、バター、そば粉、りんごなどの産地で、豊かな自然が育んだ伝統的な食文化は、気候風土を生かした素朴で温かみがある独特なものです。
リュドヴィック氏の生地ブルターニュでは、VENT DE LUDOスタッフとの研修が定期的に行われています。
MOF所有者でありながら、教育に関しても多大なる情熱を注ぐリュドヴィック氏の指導の下、粉の扱い方、生地との会話の仕方など、リュドヴィック氏のパン作りに対するこだわりすべてが、日本のスタッフに受け継がれています。